最近情報共有で気になることが重なっているので、そのことについて触れたいと思います。
コロナ禍で、在宅ワークが進みましたが、生産性が低くなることが分かってきて、GAFA(グーグル・アマゾン・フェースブック・アマゾンといわれる巨大企業でも、出社を見直す方向に進んでいるそうです。
それは、顔を突き合わせた情報共有が生産性に大きく関わっているということに気づいたからです。
シリコンバレーの企業が大躍進できたのは、社内だけでなく、異業種との生の情報交換が大きく関わっており、様々な人と関わることで変革が起こりやすかったことがあるようです。
私は還暦を迎え、同級生と吞む機会が増えてきました。
同級生と呑むと、昔の失敗した話・失恋した話・喧嘩した話など、大概ネガティブな話で盛り上がります。
また、親の介護の話・離婚の話・健康の話・老後の話など、現在の悩める話なども出ます。
直接解決に結びつくことはないですが、話せたことが少しだけ心を軽くさせるのだと思いました。
私たちは、一人で仕事をしているわけではなく、チームで仕事をしています。
2人3脚よりも一人で走った方がスムーズに速く走れるでしょうが、2人3脚で思うように走れないことがゲームとして面白いのであって、転んだこと、早く走るために互いに工夫したこと・喧嘩したことなど、一人では決して味わうことの無い煩わしさが、心を豊かにしてくれるのだと思います。
情報共有意識の低い人・苦手な人を見ていて感じるのは、一人で抱え込む傾向があるということ。こういう人は、解決に向かわない状態が長く続きやすく、その状態に慣れてしまうため、仕事が停滞しやすく、問題を一人で抱えていることが少なくありません。ひとりで抱えることに慣れてしまうため、皆で喜びを共有することもできなくなってきます。
請求書に不備がある・機械が不調である・プロジェクトが動いていない・最近あの人が元気がない・あの商品が売れている・こんな珍しいお客さんが来てくれた・・・・など、ちょっとした一言があるだけで業務がスムーズにいったり、停滞していたものが動きだしたり、安心出来たり・心が報われたりすることがあります。
ひとりで喜ぶのではなく、皆で喜ぶ。ひとりで抱えるのではなく、皆で悩む。
たとえ解決に向かわなかったとしても、共有できたことで心の負担がが軽くなります。
情報共有の意識が高い方が、生きていくうえで課題解決の上で絶対的に有利に働くと思います。
私も決して得意な方ではありませんが、慣れの部分は大きいように思います。
社外においては、お金を払って研究会などに参加し、情報を買いに行っていますし
社内においては朝礼・終礼・MT・コラム・呑み会などの機会を設け、情報の交流の場を作っています。
自分が苦手と思う人は、先ず喜びの共有から始めましょう。
朝礼や終礼で、良かったこと嬉しかったことを発表しましょう。
そうして、共有することに慣れると、悩みなども共有できるようになると思います。
情報共有の意識を高め、自ら発信することを心がけましょう。